晴耕舎の日々

森の茶室

2009.07.24

建築中の住宅 2Fの小間 茶室の施工に入りました。古材の松を萱(カヤ)で造ったブラシで、木をこすると 木の堅い部分は残り、柔らかい部分が、削られ 木目が、鮮明になります。うづくり(木目出し)です。現場で行い、木工作家さんに拭き漆で仕上げてもらいました。宝石のようです。床かまちです。畳トコの予定です。
夏目と冬目 模様を造ったのは、豊かな四季。

天井の竿を流しています。細く見えるように角を落としています。猿棒です。

銘木では、ありませんが、当社ストック材の乾燥した杉材を加工。

廻り縁にさしてゆく猿棒 

外は、左官の工事が、始まりました。下地に黒い防水紙、その上に鉄の網 ラスです。


3人で壁塗り  暑い中 お疲れ様。

外壁は、左官の塗り仕上げと 杉板貼り  板には、柿渋塗り。柿渋は、日本の伝統的な塗料。京都のトミヤマさんから入れています。たくさんの塗料の中から、これを選んでいるのは、ベーシックだからです。モデルチェンジや、廃版です といわれることが、ないからです。いざとなれば自分で作れます。安心。

レストランを経営する若いご夫婦のリフォーム工事を始めました。限られた中で、喜んでいただける場所を 子供さんが飛び跳ねられる部屋に変えて行きたいと思っています。今日は、初日。

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