建築は、住宅に始まり、住宅に終わると言います。
住宅が出来れば、他の建築は、その延長線上にあるものばかりです。
逆に見れば住宅は多様、多面でむつかしく奥が深いともいえます。
建築という言葉は、英語でARCHITECTUR(アーキテクチャー)。
大きな(ARCH)技術(TECT)の意味です。日本では、大工となります。
近年、エコロジーという言葉をよく耳にしますが、ECOの語源は、ギリシア語のオイコス(OIKOS)=家という意味です。
建築と社会、企業と地域を思うと、私たちの大工・建築会社の生むものは、小さくありません。
湖西地域で50年の住宅作りを土台に、次の50年も価値ある建築を地域のために、お客様と共につくり続けてゆきたいと思っています。
木組みの家は、百年以上生き続ける古民家に学んだ家づくり。
木と木を組むことで、木の特性である「めり込み」と「摩擦」により力を減衰する骨組みができます。
組んで外してまた組める「移築」、再生可能な仕組みを持つ、日本生まれの、しなやかで丈夫な架構です。
板倉は、日本古来の神社や穀物倉庫に用いられた優れた木造建築技術。この工法を住まいに応用したものを「板倉の家」と呼びます。柱や梁などの構造の他にも床・壁・屋根に厚板を用いることで堅牢で湿気や結露に強い家をつくることができます。
家の持つ雰囲気と機能性を考え、自由な寸法で杉や檜を使った建具やオーダーキッチンを制作できます。扉や引き出し、建具の素材にこだわった手作りのシステムキッチンも、既製品のシステムキッチンと変わらない価格でできます。
火のある暮らしは、家族の輪を深めます。キャンプの時、人は自然と火の近くに集まります。
薪ストーブは輻射熱により室内に緩やかな空気の循環を作り出し、家全体をほどよく温めます。臭いの汚染もありません。