晴耕舎の日々

木の力  父の詫び状

2011.06.15

 進行中の住まい。和室の造作です。  戦前まで、住まいを建てるのは、男の仕事、教養だったと読んだことが、あります。工務店や、設計事務所の想いがどうのとは、ちょっと違います。施主です。今は、僕自身もそうですが、そんな事を養う時間は、ありません。京都 岡崎に瓢亭という料亭があります。総理大臣の元 住まい。シックです。道に面した庇、軒高さ七尺くらい、引き込まれそう、入りたい、帰りたいなと感じさせてくれます。今の官邸とは・・・です。センスは、建て主。山形有朋。工務店では、ありません。それましたが、悩み所の床框を納めました。松の古木、 甚です。京都から移築の古民家の敷きを削って。前板は、朽木 、栗本様の杉 株あたり。床畳で納めます。
50年以上前から敷居として使われてきた松。じんばっていたので、変身間違いなしとストックしていました。

思った通り。

木の力。

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