晴耕舎の日々

滅びゆく民家

2011.06.13

 昨年の秋に他界された建築家の奥様から電話、子供は、それぞれに独立、家庭を持ち 暮らした住まいを整理中、人に貸すつもりとのこと。整理している本をもらってほしいと。今週なら伺いますと返事しましたが、昨日、仕事から帰ると、ストックしている材木の上に束になった本。
滅びゆく民家とフランクロイドライトの写真集。40年近く前の書物です。どんな建築少年だったのか?どこで奥さんと出会われたのだろう?スコットフィッツジェラルドの小説に「冬の夢」というのが、あります。人の想いは、どこにもとどまることは、できない。
縁あって、僕の元に来た書物、またどこかへ行きます。

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