晴耕舎の日々

手摺 古木が教えてくれる

2010.09.12

進行中の住まいの階段に手すりが、取り付きました。手作り。材は、悩んだ末に、(広葉樹か針葉樹か、樹種は?)檜でつくってみました。製材所に入って檜の赤で こんなん作りたいんやけど と相談し木を選んでもらいました。どうしてそんな所にこだわるの?と言われましたが、わかりません。けどそんなのは、あまりないし面白い、作ってみては?と励ましとも、あきらめともとれる言葉。家は、構造もとても大切ですが、皮一枚 手に触れる様な部分 目に近い所も とても気になるのです。「空間の神は、細部に宿る」という有名なアメリカの建築家の言葉が、あります。
つかみ易くするために端部は、丸型 一本の木です。

もちろん無垢で 使うほどに。壁から出ている木は、テーブルをつくった時の端材 楢です。 楢と檜 欅の木でくっつけています。

木組み ここでも。

大きな格子戸 納まりました。

加工場での一枚 旧家の解体で、出てきた松の梁を製材。180年住まいを支えた木です。幅45センチ


白い部分 辺部は、虫にやられていますが、赤い部分 芯部は、全くです。
赤みを使う意味。

10月に建てる住まい 松の登り梁 仮組を行いました。

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