晴耕舎の日々

背引き

2010.05.25

今日は、山から降ろしてきた木材の背引きと皮むきを行いました。背引きというのは、木に割れを入れ そこに矢を打ち込み 割れをあえて、大きく集中さすことで、他の木の表面の割れを抑える作業。たぶん日本固有の技術では?と思っています。丸柱・角柱共に、いれさせて頂きました。3~4週間後、再度、矢を打ち込みます。皮むきも行いました。この時期、皮から、腐りや、虫が活発に動き出すので、剥いてしまいます。
美しい赤身の木目 M様邸。

杉の木に檜の矢を打ち込みます。

背引きも美しく。A様邸

丸い樹木から正方形の柱を製材後の辺材。建具に使います。8mあります。

これは、松。里山建築の代表選手。梁にします。リビングに現れます。


梁を掛ける日が、楽しみ。あっちこっち向いているのが、松らしい。ハングリーで、わんぱくもの。

畑行き。

作業途中に、椿野くんが、遊びに来てくれました。造園家なのに建築のことを、良く知っておられ さすがです。好みも合い、一緒にいつか仕事させて
頂来たい方。小さな松井の森を案内させて頂きました。

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