晴耕舎の日々

比良山 物差し 時間 宮脇 檀

2012.01.13

今日は、比良に雪が降りました。温度が、低いので、空がよく見えます。この麓に 今、進めている現場が、あります。山河ある地。

一月らしい気持よい空の日でしたが、別の現場で、進めている住まいの瑕疵担保の中間検査を受検し、殺がれてしまいました。火打を金物締めてほしいとか、雲筋違を入れてほしいとか???検査の項目が、プレカット、金物たよりの木造建築をベースに作られているので、がっかりです。筋違とか、火打は、古民家にはありません。(桂離宮にもないはず。)柱を痛めないように梁と、桁の高さを変えて組むと、火打ちは、無理に納めなくては、なりません。
瑕疵担保が、気に入らない。シックハウスも。
多様な建築会社に同じ物差しを当てないでほしい。
強度に時間の物差しがない、(合板で固めた壁は、強い・・けれど その時は、です。)
検査とか試験・・歴史ない国、納まっていない国の基準? 
そもそも、震災で、街が全壊の時に自分の住まいだけは??ということは、よくないと。
僕の好きだった建築家 宮脇 檀は、氏の先輩の建築家に教わったと。
今日の検査員、火打ちをしっかり入れると剛になるんやで、杉で組んでいるのに、そこだけ
固めて??です。
グローバルスタンダードという言葉は、民主主義 アメリカ発ですが、田舎の僕たちのような工務店には、当てはまりません、訛りを大事にしたい。

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