晴耕舎の日々

国産材の無垢の床板

2008.07.03

施工中の建物、床板を施工中です。厚さ3センチ巾13センチ。既製品ではありません。ありますが、原版を僕がサイズを指定し加工してもらい、納品しています。こだわりがあるのです。まず厚さ。3センチあると、丈夫です。無垢の厚板なので、使い込んでも杉は、杉。ベニヤは出てきません。断熱・調湿にも有効。足触りも最高です。香気もあります。巾は、15センチ以上となると暴れ、収縮も心配ですし、巾が、広いと落ち着きがありません。土足で店舗なら18センチでも良いと思っています。余談ですが、大工の加工場に床板が、貼ってある工務店と言うのは、良い店だと思います。ノミを落としたときに刃が、痛まない。職人さんも材木も傷まないのです。僕も加工場に床が貼りたいです。
リビングです。贅沢です。プレスの加工もしていません。お客様は、プレス加工して、痛みを防ぐよりも、杉本来の、柔らかな心地良さを選択されました。無垢の木を活かしてくれました。いっぱい跡を付けてくださいね。

育った山、加工されている人も知っています。産地も人も、杉の様に、まっすぐです。

現場でも砥石は、欠かせません。

木と木のつきあわせの短辺部。長辺部は、加工会社、短辺は、当社です。ここに小さな木片、雇(やとい)をいれ、あばれを防ぎます。

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