晴耕舎の日々

左官

2010.06.11

建築中の住まい。いよいよ外部の左官職人さんの出番です。壁の表情は、住まいの外観を左右します。新建材やモルタルの上に塗料の吹き付け仕上げが、外壁の主流を占めていますが、古典的なモルタル塗り掻き落としで仕上げています。色モルタルを塗り、乾きの途中で刷毛と鉄串で表面を削りだす仕上げ。 素材そのものを生かす 無垢仕上げと言えます。とても良い質感、しかもメンテいらず。写っている正方形の窓には、透明の揺らいだ輸入ガラスが納まり木の桟が、入る予定です。


内部の建具枠の垂れを防ぐとともに、意匠も兼ねる部材 吊り束です。
こんなカーブ図面にあったか?と僕。まっすぐなら素通りしてしまう部材。
設計の洒落と大工の遊び。

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