晴耕舎の日々

杉の木

2008.05.27

今日は、地域のお地蔵さんのお家に使う外壁を仮並べしました。節の無い杉の板です。材を入荷するまでに取引している材木会社と価格の交渉をしていれていますが、その時点では、国産の杉なのに高いではないか?と思いつつ契約し、工場で加工し、こうして並べると安いではないか?と思ってしまうのです。僕は、杉の木というのは、食べ物にたとえるとすれば、お豆腐だと思っています。お手ごろ価格で、食べられますが、高級料理にもなります。畑のお肉から作られ、素でもおいしいし、国産、外国の調味料にも良く合い、大変守備範囲の広い食材です。色は、白。日本らしいなと思っています。
一方で、杉も大変、守備範囲の広い木です。仮設に使う足場板も杉、高級料亭の造作材、長押・廻縁も杉の木です。最近では、ログハウスの材にもなっています。世界中で一番大きな生命体は、杉の木。箸や弁当の材にも使われます。学術名にJAPANと入る唯一の木です。

自然と言うのは、まっすぐでは無いのですね。

僕が、使っているかばん。B4折らずに入ってPCも収まります。
杉の鞄。もちろん無垢材、間伐材で出来ています。だんだん、はまっていませんか?と家内に言われています。

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