晴耕舎の日々

素の美

2022.06.25

蓬莱山の麓で、地域の木を使い、木組みで板倉の家を建てています。オーガニックは、食の世界の言葉と思われがちですが、暮らしを包む住宅こそ、オーガニックである事を、見直さなければ、良い建築、良い地域 良い社会を、僕らは次の世代に残せないと思う。新築と言いながら初めからゴミの塊の家ばかりが、令和の時代も建てられて行く。住宅着工数が物差しになり経済繁栄=幸せって! 日本 大丈夫か?プロパガンダ。ロシアと変わらない、ウクライナ。建築は時代を映します。

この素っ気ない小屋の様な住宅の依頼主は、最先端の細胞研究所に勤務するウィルスの研究者です。昨年建てた板倉住宅の依頼主も薬学の研究者、奥さん インド アーユルベーダの先生。多様な自然を生かす事、添う事、無駄なく、シンプルで、機能的をかたちにすると、建築は板倉、パンは天然酵母 コーヒーはエスプレッソ、ふだんでありたい、ふだんを一番のしあわせにしたいと思う。大事にしたい事を一緒したいと思う。

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